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インターネットで「不正なアクセス」警告が出たら? 慌てず確認するステップ

Tags: インターネット詐欺, 警告表示, 不正アクセス, セキュリティ, 相談窓口

インターネットでウェブサイトを見ている時に、突然「あなたのパソコンから不正なアクセスがありました」といった警告が表示されて、驚かれたことはありませんでしょうか。このような表示は、インターネットの利用中に突然現れることがあり、見た人を不安にさせてしまうことが狙いです。

このような警告が表示された場合、すぐに慌ててしまう必要はありません。多くの場合、これは偽の警告である可能性が高く、皆さまを騙そうとする悪質な手口の一つです。

ここでは、「不正なアクセス」といった警告が表示された際に、どのように確認し、どうすれば良いのかを、シンプルに分かりやすくご説明します。

突然の「不正アクセス」警告、その正体は?

インターネットを見ている時に突然表示される「不正なアクセスがありました」「個人情報が漏洩する危険があります」「セキュリティ対策が必要です」といった警告は、皆さまを不安にさせ、表示された電話番号に電話させたり、偽のソフトをインストールさせたり、お金を支払わせたりすることが目的の詐欺の可能性があります。

これらの警告表示は、実際にパソコンやスマートフォンに問題が起きているわけではなく、ウェブサイト上の広告や、悪質なプログラムによって意図的に表示されていることがほとんどです。画面が閉じられなくなったり、大きな音が出たりすることもありますが、これは皆さまをさらに慌てさせるための仕掛けです。

慌てずに行う、シンプルな確認ステップ

もし、インターネット利用中にこのような「不正なアクセス」に関する警告表示が出たら、以下のシンプルなステップで確認し、落ち着いて対処してください。

  1. 決して慌てないことが最も重要です。 画面に警告が出ているのを見ると、どうしても不安になってしまうと思いますが、まずは落ち着いてください。これは多くの人が経験する可能性のある、よくある偽の警告の手口です。 画面を閉じようとしても閉じられないように見えたり、別の画面に切り替わったりすることがありますが、これは偽の画面の仕掛けであることが多いです。

  2. 表示されている電話番号には絶対に電話しないでください。 警告画面には、「この番号に電話してください」といった電話番号が記載されていることがよくあります。これは、皆さまに電話をかけさせて、偽のサポート担当者にお金を要求したり、遠隔でパソコンを操作しようとしたりするためのものです。絶対に、表示されている電話番号に連絡してはいけません。

  3. 画面の指示に従って、個人情報や支払い情報を入力しないでください。 警告画面の中には、皆さまの名前や住所、クレジットカード情報などを入力させようとするものもあります。これらの情報は絶対に入力してはいけません。一度入力してしまうと、悪用される危険があります。

  4. インターネットを見ている画面(ブラウザ)を閉じましょう。 通常の方法(画面の右上にある「×」ボタンなど)で画面を閉じられるか試してください。閉じられない場合は、パソコンやスマートフォンの電源ボタンを長押しして、一度電源を切ってから、再度電源を入れてみてください。ほとんどの場合、これで警告表示は消えます。もし、電源の切り方が分からない場合は、ご家族など詳しい方に手伝ってもらうと安心です。

  5. 警告表示が消えない場合や、ご心配な時は相談してください。 電源を入れ直しても警告表示が消えない場合や、何か変だなと感じることがあれば、一人で悩まずに相談することが大切です。

困った時は、信頼できる場所に相談しましょう

「不正アクセス」の警告表示が出て不安を感じたり、どのように対処すれば良いか迷ったりした時は、以下のような公的な相談窓口に連絡することを検討してください。

これらの相談先は、皆さまが安心して相談できるよう、専門的な知識を持った担当者が対応してくれます。

まとめ

インターネットで「不正なアクセスがありました」といった警告表示が出た際は、まず慌てないことが大切です。表示されている電話番号に電話したり、個人情報を入力したりせず、まずはパソコンやスマートフォンの画面を閉じるか、再起動してみてください。

もし不安が続く場合や、警告表示が消えない場合は、一人で抱え込まず、信頼できる相談窓口に連絡してください。皆さまが安心してインターネットを利用できるよう、これらの情報がお役に立てれば幸いです。