インターネットや電話で不安になった時の信頼できる相談先
はじめに
インターネットを見ているときや、知らない番号から電話がかかってきたときなど、なんだか怪しいな、不安だな、と感じることがあるかもしれません。そのような時に、「これはどうすれば良いのだろう」「誰に相談したら良いのだろう」と悩んでしまうこともあるかと思います。
一人で抱え込んでしまうと、ますます不安が大きくなってしまうことがあります。しかし、ご安心ください。インターネット上の怪しい情報や不審な電話について、信頼できる相談先がいくつかあります。ここでは、そのような時に頼りになる相談窓口をご紹介します。
どこに相談すれば良いですか?
怪しい情報や電話に関する不安、あるいは実際に被害に遭ってしまったかもしれないと感じた時、どこに相談すれば良いのでしょうか。状況に応じて、いくつかの公的な窓口や身近な人に相談することができます。
消費生活センター
商品の購入やサービスに関するトラブル、しつこい勧誘など、消費者としての被害に関する相談を受け付けているのが、消費生活センターです。詐欺的なインターネット広告や不審な電話での勧誘についても、相談することができます。
お住まいの地域の消費生活センターにつながる全国共通の電話番号があります。
- 電話番号:局番なしの 188 (いやや)
この番号にかけると、最寄りの消費生活センターや消費生活相談窓口を案内してもらえます。落ち着いて、どのような状況かをお話しください。
警察相談専用電話 #9110
すぐに事件ではないけれど、警察に相談したい、アドバイスが欲しい、といった場合に利用できるのが、警察相談専用電話です。不審な人物からの電話や、詐欺かもしれないと感じるインターネット上の連絡など、犯罪に繋がりそうな不審な点について相談することができます。
事件発生時などの緊急の際は110番ですが、相談の場合は#9110をご利用ください。
- 電話番号:全国共通の #9110 (シャープ きゅういちいちまる)
受付時間などは、お住まいの都道府県警察によって異なる場合がありますのでご注意ください。
警察署
もし、実際に詐欺などの犯罪被害に遭ってしまった場合は、最寄りの警察署に直接相談することもできます。被害状況を詳しく説明できるよう、関係する情報(怪しいと感じたメールの内容、電話番号、やり取りの記録など)を整理しておくと良いでしょう。
家族や信頼できる知人
インターネットや電話で何か不安なことがあった時、まずは身近にいる信頼できるご家族やご友人に相談してみることも大切です。一人で悩まずに、誰かに話を聞いてもらうだけでも気持ちが楽になることがあります。他の人の視点からアドバイスをもらえることもあります。
相談する際の心構え
公的な相談窓口に連絡する際は、慌てずに、落ち着いて状況を正確に伝えることが重要です。いつ、どのような状況で、どのような内容の情報や連絡を受け取ったのかを、整理してお話しできるよう準備しておくとスムーズです。メモなどを活用するのも有効です。
まとめ
インターネット上の怪しい情報や不審な電話に遭遇した時、不安を感じるのは当然のことです。しかし、一人で悩んだり、慌ててしまったりする必要はありません。消費生活センターや警察相談専用電話など、専門の相談窓口がありますし、ご家族や信頼できる知人に話を聞いてもらうこともできます。
大切なのは、一人で抱え込まず、信頼できる場所に相談することです。もし今、何か不安なことがあるようでしたら、ここでご紹介した相談先を思い出してみてください。あなたの不安が少しでも和らぎ、安心できる状況につながることを願っています。