インターネットで見かけた写真や動画、怪しい? 本物を見分ける安心確認ステップ
インターネットを使っていると、面白い写真や驚くような動画をたくさん見かけます。しかし、中には本当ではない情報や、誰かを騙そうとする目的で作られたものも紛れ込んでいることがあります。
「これ、本当にそうなのかな?」「どこかで見たことあるような…」と疑問に思ったら、すぐに信用したり、誰かに教えたりする前に、いくつかの簡単なステップで確認してみましょう。
ステップ1:その写真や動画はどこに載っていましたか?
まず、その写真や動画がどこに載っていたかを確認することが大切です。
- 信頼できる情報源でしょうか? テレビ局の公式ウェブサイト、大手新聞社のサイト、国や自治体などの公的な機関のウェブサイトなど、普段から情報が確かだと感じている場所でしょうか。
- 見慣れないサイトでしょうか? 名前を聞いたことがないサイトや、広告がたくさん表示されているサイトなど、普段あまり利用しない場所でしょうか。
信頼できる場所で見かけた情報であれば、比較的安心できる可能性が高まります。しかし、見慣れない場所で見かけた場合は、少し注意が必要です。
ステップ2:別の情報源で同じ情報がないか探してみましょう
インターネットにはたくさんの情報があります。もし、何か気になる写真や動画を見かけたら、他の場所でも同じ内容の情報がないか探してみることをお勧めします。
- 検索サイトを使ってみる: GoogleやYahoo!などの検索サイトで、写真や動画に写っているものの名前や、説明されている内容に関係するキーワードを入れて調べてみましょう。
- 他のニュースサイトや公式ウェブサイトを見てみる: 同じ出来事について、他の信頼できるニュースサイトが報じているか、関係する企業や団体の公式ウェブサイトで情報が出ているかなどを確認します。
一つの場所でしか見かけない情報や、信頼できる情報源では全く触れられていないような情報は、注意が必要かもしれません。
ステップ3:写真や動画に不自然な点はありませんか?
見た目の印象も大切なヒントになります。
- 画像が粗すぎたり、妙に加工されているように見えたりしませんか? 本物の写真や動画に比べて、質感が不自然な場合があります。
- 写っているものの形がおかしかったり、本来そこにないはずのものが映っていたりしませんか?
- 説明の文章に変な日本語や誤字脱字が多くありませんか?
このような不自然な点に気づいたら、その写真や動画は本物ではない可能性が考えられます。
ステップ4:安易に信用したり、誰かに教えたりしないようにしましょう
怪しいかもしれないと感じた写真や動画は、すぐに信用して「そうなんだ!」と思ったり、家族や友人に「大変だ!」と伝えたりしないようにしましょう。間違った情報を広めてしまうことにつながる可能性があります。
もし、その情報について誰かに話したい場合は、「こんなものを見かけたんだけど、本当かどうか分からないのよ」のように、不確かな情報であることを伝えるように心がけましょう。
不安な時は誰かに相談することも大切です
インターネット上の写真や動画の中には、巧妙に作られていて見分けるのが難しいものもあります。もし、自分で判断するのが難しいと感じたり、不安な気持ちになったりしたら、一人で抱え込まずに、ご家族や周りの信頼できる方に相談してみてください。
また、お住まいの地域の消費生活センターなど、公的な相談窓口に問い合わせてみることもできます。
これらの簡単なステップを踏むことで、インターネット上の怪しい写真や動画に騙されるリスクを減らすことができます。慌てずに、落ち着いて確認する習慣をつけていきましょう。