インターネットで見つけた情報、信頼できるか確認するためのシンプルステップ
インターネットを利用していると、様々な情報を見かけることがあります。ニュース記事、ブログ、SNSでの投稿など、その種類は多岐にわたります。しかし、中には間違った情報や、人を騙そうとする意図のある情報が紛れていることも残念ながらあります。
「この情報は本当だろうか?」と不安に感じた時、どのように確認すれば良いのでしょうか。ここでは、誰でも簡単に実践できる、信頼できる情報を見分けるためのシンプルなステップをご紹介します。
ステップ1:すぐに信じ込まず、少し立ち止まって考える
インターネットで見かけた情報が、たとえ驚くような内容や、あなたの感情を強く揺さぶるような内容であっても、すぐに「これは本当だ」と信じ込まず、一度立ち止まって冷静に考える時間を持つことが大切です。
特に、「これをしないと大変なことになる」「すぐに〇〇してください」「簡単に大儲けできる」など、あなたの不安や欲望を煽るような表現が使われている情報には注意が必要です。一度深呼吸をして、「本当にそうだろうか?」と疑問を持ってみることから始めましょう。
ステップ2:他の場所でも同じ情報が見られるか確認する
その情報が本当に信頼できるものならば、他の情報源でも同じ内容が報じられていることが多いものです。例えば、大手新聞社のニュースサイトや、NHKのような公共放送のウェブサイト、あるいは政府や公的機関の公式ウェブサイトなどで、同じような情報が掲載されているか確認してみましょう。
検索サイトを使って、その情報のキーワードで調べてみるのも良い方法です。もし、あなたが最初に見かけた場所以外では、全く同じ情報が見つからなかったり、全く異なる情報が見つかったりする場合は、その情報の信頼性は低い可能性があります。
ステップ3:情報がどこから出ているのか(情報源)を確認する
その情報が誰によって書かれたのか、あるいはどの組織が出しているのかを確認することも重要です。ウェブサイトの一番下(フッターと呼ばれる部分)や「会社概要」「運営者情報」といったページを探してみましょう。
情報を提供しているのが、あなたが聞いたこともないような個人や組織だったり、連絡先が不明だったりする場合は、注意が必要です。信頼できる情報源は、その組織の名前や所在地、連絡先などをきちんと明記しているものです。可能であれば、その情報源の名前を検索サイトで調べて、過去に問題を起こしていないかなどを簡単に確認してみるのも良いでしょう。
また、情報の元になっているウェブサイトのアドレス(URL)を確認することも参考になりますが、アドレスだけでは判断できない場合もありますので、ステップ2やステップ3と組み合わせて確認することが大切です。
ステップ4:情報がいつ公開されたものか確認する
インターネット上の情報には、日付が記載されていることが多いです。その情報がいつ公開されたものかを確認しましょう。古い情報が、あたかも最新の情報であるかのように拡散されている場合もあります。
特に、技術に関する情報や、制度に関する情報などは、時間が経つと内容が変わってしまうことがあります。最新の正しい情報に基づいているか、日付を確認して判断することも大切です。
判断に迷った時は、一人で抱え込まないでください
もし、これらのステップを試しても、その情報が信頼できるものなのか判断がつかない場合は、一人で悩まず、信頼できるご家族やご友人などに相談してみてください。複数の視点から情報を見ることで、より正確な判断ができる場合があります。
まとめ
インターネット上の情報の中には、残念ながら誤りや人を騙そうとするものが存在します。しかし、今回ご紹介した「すぐに信じ込まず立ち止まる」「他の情報源を探す」「情報源を確認する」「日付を確認する」というシンプルなステップを実践することで、怪しい情報に騙されるリスクを減らすことができます。
これらの確認習慣を身につけることで、インターネットをより安心して利用することができるようになります。どうぞ、焦らずに一つずつ試してみてください。