インターネットのサイト、日本語が変?怪しいサイトを見分けるシンプル確認ステップ
インターネットを利用していると、様々なウェブサイトを目にする機会があります。時には、紹介されている商品がとてもお得だったり、気になる情報が載っていたりすることもあるでしょう。しかし、中には残念ながら、私たちを騙そうとするような怪しいサイトも存在します。
どのようにすれば、そうした怪しいサイトを見分けることができるのでしょうか。実は、サイトに書かれている「言葉遣い」に注意することで、怪しさを見抜くヒントが得られることがあります。
サイトの日本語が不自然だと感じたら
信頼できる日本の会社やお店が運営しているウェブサイトでは、通常、丁寧で自然な日本語が使われています。しかし、怪しい目的で作られたサイトの中には、日本語の使い方がどこかおかしい、と感じられるものがあるのです。
例えば、以下のような点に気づいたら、少し立ち止まって考えてみることをお勧めします。
- 文章表現が不自然である:単語の選び方がおかしい、助詞(て、に、を、はなど)の使い方が間違っている、文と文のつながりがぎこちないなど、日本語として滑らかでないと感じる場合があります。
- 誤字脱字が目立つ:本来間違えないような簡単な漢字やひらがな、カタカナに間違いが多いのも一つの兆候です。
- 機械的な翻訳のような表現:他の国の言葉を翻訳ツールなどでそのまま日本語に変換したような、直訳風の硬い表現や、意味が通りにくい文章になっていることがあります。
このような「日本語の不自然さ」は、そのサイトが日本国内の正式な事業者が運営しているものではない可能性や、 hastily (急いで)適当に作られたものである可能性を示唆しています。
不自然な日本語に気づいた時のシンプル確認ステップ
サイトの日本語に違和感を持ったら、次のような簡単な確認をしてみましょう。
- サイト内の他のページも見てみる: トップページだけでなく、「会社概要」や「特定商取引法に基づく表記」といった他のページも開いてみてください。もし他のページでも同様に不自然な日本語が使われているなら、そのサイトの信頼性は低いかもしれません。
- 同じような商品や情報を他のサイトで探してみる: そのサイトで見つけた情報や商品について、一度インターネットで検索し、大手の通販サイトやニュースサイトなど、普段利用している信頼できるサイトでも同じ情報があるか確認してみましょう。多くの信頼できる場所で見つかる情報は、比較的安心できる可能性が高いと言えます。逆に、その怪しいサイトでしか見つからない情報や商品であれば、注意が必要です。
- 書かれている内容をよく読み直す: 「すごくお得」「絶対に儲かる」といった、都合の良い話が書かれている場合、それが本当に現実的な話なのか冷静に考えてみましょう。不自然な日本語で、甘い言葉を並べている場合は、特に注意が必要です。
運営者情報なども合わせて確認する
日本語の不自然さに気づくことは、怪しいサイトを見分けるための一つの重要な手がかりです。これに加えて、以前の記事でご紹介したような「運営者情報がきちんと書かれているか」「サイトのアドレス(URL)が不自然でないか」といった点も合わせて確認することで、より安心してインターネットを利用することができます。
インターネット上には役に立つ情報がたくさんありますが、時には注意が必要なサイトもあります。少しでも「おかしいな」「不自然だな」と感じたら、焦らずに今回ご紹介したような簡単なステップで確認してみてください。
もし、ご自身だけで判断するのが難しい、あるいは不安を感じる場合は、お住まいの自治体の消費生活センターや、警察などの相談窓口に連絡することもできます。一人で悩まず、相談してみることも大切です。
この情報が、読者の皆さんが安心してインターネットを利用するための一助となれば幸いです。